2018年12月5日水曜日

東証一部昇格の条件

東証一部に昇格した銘柄の株価はほぼ確実に上昇する。

というのも、一部昇格によって知名度は向上し、資金調達も有利になる。また、インデックス・ファンドによる買いも期待できる。このように、東証一部昇格は、買い材料となる。

そこで、東証一部銘柄の条件を確認しておく。



画像出典:JPX日本取引所グループ 一部指定・指定替え・市場変更基準>一部指定基準 2018年12月5日取得

(1)株主数2,200人以上(2)流通株式の条件(3)売買高の条件(4)時価総額40億円以上 のように、株式や株式取引の状況についての条件があり、(5)純資産の額が10億円以上(6)利益の額又は時価総額の条件 のように、会社の状況についての条件もある。(6)については、利益の額の条件「最近2年間の利益の額の総額が5億円以上であること」が意識される。

以上のように、東証一部昇格のためには、中小企業には達成が難しいような大きな数値が必要条件となる。

なお、JASDAQから東証一部昇格する場合は、時価総額250億円以上という条件がつく。これを避けるため、JASDAQから東証二部を経由し、時価総額の条件を40億円以上まで緩和したうえで、東証一部に昇格するという方法もある。

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